まんがのこと

古典の授業

 うん、古典の授業を受けると、絶対読みたくなるまんが。ありましたです。

あさきゆめみし(1) (講談社漫画文庫)

あさきゆめみし(1) (講談社漫画文庫)

著者:大和 和紀

あさきゆめみし(1) (講談社漫画文庫)

 高校のときは、光源氏のところしか読んでいなかったです。急に読みたくなって、3年前に大人買いしましたの。

 全巻読みましたが、思うところはやはり高校のときと変わらず、なかなか味わい深いは六条御息所。異色も異色。すさまじいです。
 高校時代に読んだ感想は、じとっと絡みつく感触やら、業火のごとし情念やら。しかし恐ろしいというのではなく、人間の想いここまで行き着くかという驚きと、また一方で、ここまで行き着くと、ある意味そこには快感があるのではないかと思う妙な憧憬と。

 しかし、高校生のそのような思いは、タイミング良いのか悪いのか、『あさきゆめみし』にふれた直後にみた上村松園の『焔』にふっとばされてしまいました。やはり恐ろしい。この『焔』は見た瞬間、直感的に「六条御息所だ」と思ってしまいましたの。……と言いますか、そんな思いが向こうの方からやって来たといいますか…そんな感じでした。
 先に東京国立博物館で開催された上村松園展。足を運ぼうかとも思ったのですが、生でみてしまうと、捕まって身動き取れなくなってしまいそうだったし、時間も見出せなかったので結局行かずじまいでしたの。やはり時間つくって行けばよかったと、少々後悔です。

 ところで、『あさきゆめみし』実用書ではないのに、お役立ち度満点なのは、何と言っても古典の授業やら試験にお役立ちだからでありますのよ。一度読んでおくと、原文を読むのにイメージしやすくなりますのね。
 と、思ったら、ブックレビューに、こんなのがありましたsmile

試験によくでる『あさきゆめみし』〜受験必勝! 名作マンガで『源氏物語』徹底読解〜

試験によくでる『あさきゆめみし』〜受験必勝! 名作マンガで『源氏物語』徹底読解〜

著者:大和 和紀

試験によくでる『あさきゆめみし』〜受験必勝! 名作マンガで『源氏物語』徹底読解〜

 これについては、読んでないのでコメントできません。すみませんの。
 受験娘に買ってあげて、感想を聞いてみるという手もありますのね……なんちって~smile

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この人の下で働いてみたい!!

 いや、社長の島さんではないです。

 部下思いで、情に厚く、頭脳明晰、ユーモアセンス抜群、折り目正しく、礼儀正しく、良識もあり、行動派で、且つ引き際もよろしく、・・・海外文化通・・・?

 うん、その名は「氷のジョン=ブル」
 しかし、この人の懐に飛び込むには、並みのセンスでは無理だろう。ただ、この人の下で働いてみたいと思う私も、実は並ではないのか?

20101210022155               『うえぽん』いしかわじゅん(白泉社)

 数少ない、引越しで手放さなかったもののひとつ。いつものごとくレビューには無かったです。(古い本ばかりで恐縮ですcoldsweats01

 久しぶりに読んだけれど、がっはっは、やっぱり面白いです。
 冷戦時代という背景があってのこと。まだ、ソビエト社会主義共和国連邦だった頃のロシアと中国と英国が、日本の文化ネタ中心に、風刺や揶揄ありでスマートにユーモラスに描かれた、ギャグまんがです。時折、切なくなるような心のふれあいも、また、味わい深いのです。

 実は、ギャグまんがってあまり好きではなかったんだなぁ。『マカロニほうれん荘』鴨川つばめ(秋田書店)に出会う前までは。なんだか、以前は下品なものが多かったような気がして。
 いしかわじゅんさんの作品とは、この『うえぽん』以前に、まんが少年誌上の『かんぱりソーダ』(朝日ソノラマ)で対面していて、その当時から注目をしていたのです。同作品内で「これは少年誌だから」的な台詞をつかっていたので、青年誌から少年誌への進出(?)を示唆していたのは覚えていましたが、まさかの少女まんが誌(『別冊LaLa』白泉社)進出に、自分としてはかなりぶっ飛んでしまった記憶が生々しいです。
 当時は、花とゆめ『パタリロ』魔夜峰夫(白泉社)のほうが、同級生女子の間ではポピュラーだった(もちろん、こちらも読んでおりました)のですが、この歓びを分かち合いたく友を探せども「う~ん、・・・そうねぇ・・・。」って反応が多かったです。

 分っかんないかな~~~このセンス、このユーモアをthink

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まだまだ続く!!萩尾望都さん

 くどいかもしれませんが、またまた萩尾望都さんのまんがです。
 長編も素晴らしいのですが、真骨頂は、16頁読みきりと思うのですsign01

 その中でも、際立つのが『半神』
 たった16頁の間に、十数年の時間の経過と、主人公の心の動きと心の闇が書き込まれていて、この頁数にも関わらず、長編を読んだと思うくらい読み応えのあるものだと感じましたのconfident

半神 (小学館文庫)

買ったきっかけ:
一度手放した本の、買い直しです。同じものではありませんが・・・。

感想:
「これはなにかのトリックか 死んでいくのは自分じゃないか」憎いと思っていた妹と、不遇を感じていた自分の立場が変わろうとしている。
このときに湧いた感情が、憎しみと愛情の間で苦しむことになる最終頁の重みとなるのかなぁ・・・。

おすすめポイント:
小学館のこの文庫だと、同時収録の短編も、初期の頃の作品もあったり、ポップなトーンのお話があったりと、色々な萩尾望都さんが楽しめます。

半神 (小学館文庫)

著者:萩尾 望都

半神 (小学館文庫)

 この作品、劇団夢の遊眠社の野田秀樹さんが舞台公演したもので、ご存知の方も多いと思います。こちらは、こちらで、また良いのです~confident

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三度、萩尾望都さん

 『トーマの心臓』いや~、これも読書百遍の域に入りますです。
 久々に読みましたが、気持ちが色褪せてませんでした。ため息がでましゅ・・・。

トーマの心臓 (小学館文庫)

買ったきっかけ:
昔、手放した本の買いなおしです。

感想:
愛するって難しい。相手からの愛情を理解するって難しい。愛しているからできること。愛しているから分かりたくないこと。

おすすめポイント:
時代は古いけれど、現実世界の話・・・のはずなのですが、学校の寮という閉ざされた空間が、どこと無く異世界を感じさせてしまう。

トーマの心臓 (小学館文庫)

著者:萩尾 望都

トーマの心臓 (小学館文庫)

 もちろん、昔持っていたのとは違いますが、もう、贅沢は言いませんの。
 そして、やはり併せて読みたいのは『11月のギムナジウム』と『訪問者』です。
 どちらも結構ストーリーは厳しいものなのに、萩尾ワールドの魔法力絶大。濁り無く、透明なお話に感じます。

 この透明感、2次元の世界だからかと思っていたら、5年だったか6年だった前にテレビで放映された、STUDIO LIFE の舞台で、見事に具現化されていて、衝撃を受けました。
 2010年STUDIO LIFE 25周年記念公演は、私が見た時ものとはキャスティングが違うなぁ。と、検索してみれば、その事情はいろいろ分かりました。・・・うううcrying舞台、観たかったでしゅ・・・。全く、触手を伸ばしていなかったので、逃してしまったですの。

 私が観た舞台は、階段を使って一階と二階、上手と下手の4空間だけなのに。ユーリとオスカーの部屋から、駅やユーリの家にまで、自然に往来ができるなんて。
 それよりも、何よりも、原作のイメージがそのまま肉体を持って動いている、いる、いるですの。少なくとも、私の抱いていた原作に対する思いは、全く損なわれてはいませんでした。いやぁ、ユーリだユーリだ。オスカーだオスカーだ。エーリクだエーリクだ。うんうんhappy02

 

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ことはじめ

 雑誌のことはじめ。

 ようは、創刊号のことなのですが、幸運なことに、創刊号に回り逢うこと、しばしば。
 古くは、小学館の『コロコロコミック』に始まり、小学館の『ちゃお』、集英社の『ぶ~け』、徳間書店の『アニメージュ増刊 リュウ』、角川書店の『New Type』・・・・などなど。
 ・・・・ま、当時は、少数派のマニアックな雑誌だったかも。
 ちなみに、創刊ではないけれど『ガラスの仮面』の第一話も、偶然『花とゆめ』で読んでしまっております。

 当然のことながら、どれも手元には残っていません。
 と、思ったら、ありました、ありました。それほど古いものではありませんが、創刊号。その前段階の○○臨時増刊の頃から揃っており、そして、2004年の創刊から隔月で2006年の休刊になるまでの13号まで、全て揃っておりました。

 何だと思います?

 ・・・超マニアック~!!『日経Characters!』
 お父さんの読んでいる雑誌と、同じ名前がついているぞ。カッコイイ・・・(本紙のお便り欄に掲載されていた少年の台詞)って奴です。

20101123224038             2003年7月20日発行
             日経エンターテイメント! 7月号臨時増刊

20101123224004             2003年10月20日発行
             日経エンターテイメント! 10月号臨時増刊

20101123223926             2003年12月25日発行
             日経クリック 12月臨時増刊

 そしてこれが、ついに出たぁ!

20101123223846             2004年5月1日発行
             日経Charakters! 創刊号

 内容はと言えば、従来の青少年向けのアニメ雑誌とは、やはり趣を異にしていて、アニメーション作品の内容より、プロデュースの側面やら宣伝効果の側面やら、グッズにしろ、やたらと経済効果と関連させての切り口の特集があったりと、まあ、日経ですから大人の世界のアニメ雑誌だったです。
 隔月だったので、うっかり買い忘れてはならぬと、本屋さんに定期購読の予約までしたのに、なんとも、早々に休刊の知らせが入ってきましたcoldsweats01

 私は、結構好きだったんですけどね。

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後編を読むまでに8年かかった

 友達の家にあった雑誌『別冊少女コミック』で読んだのは、小学校5年生の時なのですが、ウラをとるために検索してみると、な、な、なんと、その雑誌は1975年9月号のことよ。では、雑誌の発行年とその雑誌を読むまでに、もうすでに数年タイムラグ。
 しかも、9月号一冊しかなく、その前後(この場合、前はどうでもよいのだ、後が重要)が無かったのです。

 いったい何の話かといえば・・・萩尾望都さんの『11人いる!』なのです。気になりつつも、やはり同級生女子達方向性の違いか、誰も知らず。大学生になって、大きい書店のある県庁所在地へ住まうようになってから、やっとこさ後編にありつけました。この間8年。
 いや~~~~~~~~、長かったぁthink

11人いる! (小学館文庫)

買ったきっかけ:
別冊少女コミックで前編だけ読んでしまって、続きを読みたかったのです。

感想:
10人のはずの受験者が、宇宙船に乗り込んでみると11人に。
宇宙船という閉鎖空間で、11人目によってか偶然か分からないが、次々とアクシデントが起こっていく。このときの人間の心理状態が、美しい絵と結構人間の本音っぽいところを衝いた台詞で描かれていて、それぞれの登場人物に感情移入してしまいました。
架空ではあるけれど、異民族間の文化の違いや考え方の違い、外見に関する相違をコミュニケーションで理性的に解決していく様子は、示唆にとんでいると思いました。

おすすめポイント:
最後まで11人目が分からず、ハラハラしますよぉ。

11人いる! (小学館文庫)

著者:萩尾 望都

11人いる! (小学館文庫)

自分が持っているのとは違うのですが、レビューにあるものでは値段的によさそうなのでご紹介。
 萩尾望都さんの作品も、先だってご紹介した竹宮恵子さんの作品同様、引越しで手放してしまったので、買い直しましたの。繰り返し読んでも、自分の気持ちが劣化しないのですよconfident
 そして、『ポーの一族』やら『トーマの心臓』やら『半身』やら・・・・結局、7、8年ほど前に再購入してしまいましたよsmile

 萩尾望都さんとの出会いは、実は、『百億の昼と千億の夜』萩尾望都さんによるコミック化作品のほうが先なのです。兄の仲人によります。
 とは言え、「小学生には難しいよ、話つかめない」と感じつつも、絵の美しさに魅了され、読書百篇義自ずから現るで繰り返し読みました。
 実はまだ原作(光瀬龍さん)の小説を読んでいないので、この機会に読んでみようかなぁ。

 

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じわ~っと、嬉しかったりして・・・

 私が、まんがにうつつをぬかしていた頃。
 まんが雑誌に投稿していた頃を知っている。デビュー作も知っている。絵柄やストーリーが気に入って、以来、ご贔屓にしている。そんな方が、いまでも活躍しているのって嬉しいですよね~note

秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)

買ったきっかけ:
アニメーション見ました。

感想:
実際に有り得そうな事件と、人に情があるが故に、読後感が切なくなってしまうのです。

おすすめポイント:
薪さんが、とにかくカッコイイ!!

秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)

著者:清水 玲子

秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)

 なんだか、少し微妙な評価になってしまった。この評価の項目って難しいのよね・・・think
 「役立ち」って=実用的?
 「楽しい」って=notenote
 「感動」って=ドッド~~waveンで、うるうるshinecryingshine
って思うと、こんな感じになってしまった。本当は、ストーリーがとても面白いのだけれど。このレヴューでは、それが伝わりにくいかもです。

 で、清水玲子さん。私の「まんが&アニメ空白時代」に、何本も長編を描いてらっしゃって、この「空白」を埋めるのに苦労しておりまするぅ。

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ビバ!!古本屋さん!

 それは、本が手に入らなくなるなんて思いもよらない時のこと。引越しで、手放してしまったのよね~。相当量のまんがの単行本を。
 で、今更ながら読んでみたくなって、探しました、いろんな本屋さん。しか~し、見つからなぁぁぁい、と言いつつ3、4年が過ぎ。意外にも、一番近い古本屋さんにありましたshine

 FLビッグコミックス『私を月まで連れてって!』竹宮恵子(小学館)1巻~6巻

 と、ここで、いつもならレヴューをいれるのだけれど・・・思ったとおり、それも無いでした。
 まあ、そうですよね~、第1刷が昭和57年だものね~。おおっと、歳がバレるぜぃ( ̄◆ ̄;)
 竹宮恵子さんの本は、今現在、本屋さんでも古本屋さんでもネットでも、なんとなく入手困難感があるのだ。

20101110005912            携帯電話カメラモードで撮影しました

 竹宮恵子さん大好きで、『風と木の詩』『ファラオの墓』読みました。その他短編集読みました。『地球へ・・・』は、マンガ少年(?だったけか?・・・確か朝日ソノラマから出版されていて、手塚治虫さんが『火の鳥』とか連載してたり、二階堂 正宏さんが『兵隊さん物語』とか連載してた雑誌・・・)で連載されていた時にもしっかり読んでおります。その臨時増刊だったかなぁ、それで出ていた雑誌サイズの『地球へ・・・』も手放しちゃったし。
 『地球へ・・・』に関しては、数年前再度アニメ化されたときに、文庫本で購入。でも、やはりちょっと違うのですよね、私の読みたい『地球へ・・・』とは。という思いが拭いきれなかったのですが、『私を月まで連れてって!』は、そうそう、この表紙この表紙、このサイズこのサイズconfidentいいっすよ~heart04

 当時は、竹宮恵子さん、萩尾望都さん、ますむらひろしさん、高橋葉介さんなどすきでしたが、他の小学校高学年~中学生女子とは少々方向性が違ってたのは否めないぜぃ。

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ちは~やふ~る~・・・

 小学生の頃、学校のクラブ活動でやりました。百人一首。

 時々、人のよさそうなおじさんが来てくれて、夏休みには合宿までありました。
「あ、あの方は、あなたのお父さんだったですか!!」・・・と、高校で同じクラスになった子のお父さんが、そのおじさんで、ちゃんとした読手さんだったのです。
 当時は、かるた界の存在など露とも知らず・・・、読手の有資格に読んでいただいていたとは、なんと幸せな小学校クラブ活動時代!!

 そこで『ちはやふる』
 久々に、わくわくしましたぁ。少女マンガ(ですよね確か・・・?)色恋よりもかるた、かるた、かるた・・・決して、スポコンのように泥臭くないけれど確かに汗をかいている。「勝負に負ける」ということが、彼らの日常に普通に存在しているのも好感がもてました。これは個人的な感想ですが、決して負けない描かれ方って納得いかないのですよねぇ。最近は、そんなこともないのでしょうけど。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

買ったきっかけ:
実は、本屋さんの試読用の冊子です。

感想:
スポーツではないのに、さわやかな汗を感じます。

おすすめポイント:
 人間関係が、ドロドロしていないのできもちいいです。
 主人公の天然っぷりも、なかなかのものです。
 おまけの4コママンガも、ちょっと楽しみ。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

著者:末次 由紀

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

 小学校の頃使っていた百人一首は、今も手元にあるのですが、一緒にやってくれる人がいないのは、淋しいですね。
 なので、『ちはやふる』出場のみなさま、なんだか我が子を見守るお母さんの気持ちで応援しております。

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